1 用具―鍼と鍼管
1)ごう鍼の各部の名称
A 鍼柄(しんぺい) 鍼の弾入時にたたくところ
B 鍼根(しんこん) 鍼体が鍼柄に組み込まれている部分
C 鍼体 鍼体から鍼尖にかけての部分
D 鍼尖 弾入時に皮膚を着る部分
U)鍼の長さ 太さ
A 鍼体長の名称
1寸 30ミリ
1寸3分 40ミリ
1寸6分 50ミリ
2寸 60ミリ
3寸 90ミリ
B 鍼体径の名称
1番鍼 直径0.16ミリ 16号鍼
2番鍼 直径0.18ミリ 18号鍼
3番鍼 直径0.20ミリ 20号鍼
4番鍼 直径0.22ミリ 22号鍼
5番鍼 直径0.24ミリ 24号鍼
3) 鍼先の形状の種類と特徴
A スリオロシ型(打鍼方) 鍼体の根部より順次細くしたもの 刺入しやすいが曲がりやすく疼痛を与えやすい。
B ノゲ型 鍼先の上部約1.5ミリくらいのところから細くしたもので 刺入しやすく曲がりにくい
C 卵型 鍼先が卵のように丸みをおびているもので、曲がりにくいが刺入しにくい。鈍痛がんを与えやすい。
D 松葉型(管鍼法) 鍼先の少し上から細くして、ノゲ型と卵型の中間の形にしたもので、刺入しやすく、疼痛も少ない。
(付) 柳場型 松葉型より少し鋭利にしたもの。