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前略

 突然のことですが 今まで思いも及ばなかったことがあったことに驚いています。人それぞれ皆何かを

背負っていますが、特殊な環境の中で随分御苦労されたと推察します。 

特に女性としての顔の傷害は耐え難かったと思います。  

私も20代の青春時代に負った空襲での顔の火傷で苦労してきました。妻に随分助けられました。

貴方の場合も夫君の存在が力になったのでしょう。

その事実を文章にしたということが、立派で救いになっていると思います。

3.11以来世の中が変わってしまって大変なことになっていますが、どうぞお元気でお過ごしください。

とりあえず、お礼まで。





叔父上様

秋も深まってまいりました。 先日は、ご丁寧にお手紙をありがとうございました。

叔父上様には戦争に対するその生き方や、川柳の秀いでた力など、尊敬するところが

たくさんございました。  私はこの病を得て、人に言えぬほどどん底まで苦しみましたが、

最後は運命として受け止め、病気は私にしか分からないという境地に至り、吹っ切れました。

その反面、人様の病気には冷たくもあります。  本当の辛さを理解することはできないと

思っているからです。  叔父上様のお手紙は、これまでの誰よりも私の辛さに迫ってくださいました。

ホームページにその抜粋と私のお返事をアップすることをお許しください。

心から感謝しております。

今後とも川柳他よろしくご指導お願いいたします。

2011年  10月16日(日)       花音